約 3,679,247 件
https://w.atwiki.jp/xbox360score/pages/1837.html
ラブ☆トレ ~Mint~ 項目数:50 総ポイント:1000 難易度:★★☆☆☆(Sweetの実績がコンプ出来るなら-1) コンプまで30時間~40時間 ☆Kinect専用 れいなのグッドエンド れいなのグッドエンド閲覧 20 れいなのサブシナリオ10 れいなのサブシナリオを10種解除 10 れいなのサブシナリオ25 れいなのサブシナリオを25種解除 20 れいなのスタンプ2枚 れいなのスタンプを2枚コンプリート 10 れいなのスタンプ10枚 れいなのスタンプを10枚コンプリート 20 れいなのスタンプ20枚コンプリート れいなのスタンプを20枚コンプリート 50 乙葉のグッドエンド 乙葉のグッドエンド閲覧 20 乙葉のサブシナリオ10 乙葉のサブシナリオを10種解除 10 乙葉のサブシナリオ25 乙葉のサブシナリオを25種解除 20 乙葉のスタンプ2枚 乙葉のスタンプを2枚コンプリート 10 乙葉のスタンプ10枚 乙葉のスタンプを10枚コンプリート 20 乙葉のスタンプ20枚コンプリート 乙葉のスタンプを20枚コンプリート 50 ガブリエルのグッドエンド ガブリエルのグッドエンド閲覧 20 ガブリエルのサブシナリオ10 ガブリエルのサブシナリオを10種解除 10 ガブリエルのサブシナリオ25 ガブリエルのサブシナリオを25種解除 20 ガブリエルのスタンプ2枚 ガブリエルのスタンプを2枚コンプリート 10 ガブリエルのスタンプ10枚 ガブリエルのスタンプを10枚コンプリート 20 ガブリエルのスタンプ20枚コンプリート ガブリエルのスタンプを20枚コンプリート 50 しおのグッドエンド しおのグッドエンド閲覧 20 しおのサブシナリオ10 しおのサブシナリオを10種解除 10 しおのサブシナリオ25 しおのサブシナリオを25種解除 20 しおのスタンプ2枚 しおのスタンプを2枚コンプリート 10 しおのスタンプ10枚 しおのスタンプを10枚コンプリート 20 しおのスタンプ20枚コンプリート しおのスタンプを20枚コンプリート 50 ダンストレーニングモードをプレイ ダンストレーニングモードをプレイ 10 ミニゲームをプレイ ミニゲームをプレイ 10 カラオケパフォーマンスモードをプレイ カラオケパフォーマンスモードをプレイ 10 ステージモードをプレイ ステージモードをプレイ 10 着替えを体験 着替えを体験 10 ダンス レベル1 ランクSを獲得 ダンス レベル1でランクSを獲得 10 ダンス レベル4 ランクSを獲得 ダンス レベル4でランクSを獲得 20 ダンス レベル7 ランクSを獲得 ダンス レベル7でランクSを獲得 30 ダンス レベル12 ランクSを獲得 ダンス レベル12でランクSを獲得 40 カラオケ レベル1 ランクSを獲得 カラオケ レベル1でランクSを獲得 10 カラオケ レベル2 ランクSを獲得 カラオケ レベル2でランクSを獲得 20 カラオケ レベル3 ランクSを獲得 カラオケ レベル3でランクSを獲得 30 カラオケ レベル4 ランクSを獲得 カラオケ レベル4でランクSを獲得 40 なわとび エンドレス ランクSを獲得 なわとび エンドレスでランクSを獲得 20 スイーツ エンドレス ランクS獲得 スイーツ エンドレスでランクSを獲得 20 チア エンドレス ランクSを獲得 チア エンドレスでランクSを獲得 20 ハチ エンドレス ランクS獲得 ハチ エンドレスでランクSを獲得 20 自主トレ ウォームアップ ランクSを獲得 自主トレ ウォームアップでランクSを獲得 20 自主トレ おすすめコース ランクSを獲得 自主トレ おすすめコースでランクSを獲得 20 自主トレ しっかり ランクSを獲得 自主トレ しっかりでランクSを獲得 20 自主トレ リズムコース ランクSを獲得 自主トレ リズムコースでランクSを獲得 20 自主トレ ファイトコース ランクSを獲得 自主トレ ファイトコースでランクSを獲得 20 自主トレ リラックス ランクSを獲得 自主トレ リラックスでランクSを獲得 20 自主トレ 足腰強化コース ランクSを獲得 自主トレ 足腰強化コースでランクSを獲得 20 秘密の実績 2日連続でプレイ 2日連続でプレイ 10 一度に全モードをプレイ 一度のプレイで全モードをプレイ 10 基本的にSweetの実績と同じなので実績の大部分についてはSweetの項目を参照 ◆自主トレ:足腰強化コースにある、タップバックについて タップバックは人によって、正解判定にきちんとかからずミスを連発することがあります。 手の動きと脚の動きの両方で判定を取っていますが、どちらも手本通りに動かしているのにミスが出てしまう場合 軸足を少し曲げたままの状態にして動いてみてください。 軸足を伸ばした状態でミス判定が出ている場合、この方法でGOOD判定が取れる場合があります。 スイーツ エンドレス ランクS獲得 95でSランク確認 チア エンドレス ランクSを獲得 20でSランク確認(Sweet同様) ハチ エンドレス ランクS獲得 30匹でSランク確認
https://w.atwiki.jp/shinmanga/pages/29.html
Chuckle and Tears ◆L62I.UGyuw ゆっくりと意識が覚醒する。 ――――――ここはどこだろう―― ――――ハヤテは――? ――そうだ、いきなりRPGのラスダンっぽいところに集められて―― それで、変な女が―― 瞼を上げる。 視界に入るものは自らの足、土がむき出しの地面、木、木、木、薄明の空、そして―――― 「あら、お目覚めかしら、小さな姉様?」 ナギの意識を奪ったゴスロリファッションの少女、スズメバチだった。 「――――! ――――!?」 大声を上げようとする。だが出るのはくぐもった音だけ。 「ごめんなさい。でもそうしないと誰かに気付かれちゃうでしょう?」 ナギの口には猿轡代わりにタオルが咥えさせられていた。どうやらスズメバチが旅館から持ち出したらしい。 さらに腕もタオルで後ろ手に縛られ、細い木に結えられている。 そして何より、ナギの着衣は全て取り払われ、その未発達な肢体は外気に晒されていた。 「――――――――――――!!!?? ――――――!! ――――――――――!!!!!???」 自分の状態を認識したナギが、羞恥心と恐怖で顔を紅潮させ、足をバタつかせて暴れる。 スズメバチはそれを少し困ったような顔で見る。 「もう、少し落ち着いて、姉様」 どこかのんびりとした口調でそう言うと、彼女は暴れるナギの鳩尾に、おもむろに靴の先端を叩き込んだ。 「!!!」 ナギの体がくの字に曲がり、悶絶する。 「吐いちゃダメよ? 吐いたら吐瀉物が気管に詰まって窒息してしまうわ」 私は遊びたいだけなの。余計な手間はかけさせないでね」 そう言うと艶かしい動きで足を引く。 スズメバチの靴の先端には縫い針が仕込まれていた。ナギの鳩尾にはごく小さな穴が穿たれ、そこから血が零れ落ちる。 涙を湛え、それでも気丈な瞳で睨みつけるナギ。スズメバチは数歩下がってその様子を眺め、凄惨な笑みを浮かべる。 「あ、針に毒は塗ってないから安心して、姉様。 便利な毒草が見つからなかったのは残念だけど……仕方ないわ。――さあ、 あ そ び ま し ょ う ?」 ***** 「よし……何とか動くか」 服から滴る水を絞りながら、サンジは呟いた。 スズメバチの麻痺毒を受けてから約十分。 ムルムル温泉とやらの効果でサンジは動けるようになっていた。 まだ若干の痺れは残っているものの、運動に支障はない。 しばらく経てばその痺れも消えるだろう。 本当は完全に痺れが消えるまで温泉に漬かっておくべきなのだろうが、今はそうも言っていられない。 悠長に回復を待っていれば、その間にあの狂った女にナギが殺されてしまうかもしれないからだ。 状況は一刻を争う。 「無事でいてくれよ、ナギちゃん!」 祈るようにそう叫ぶと、サンジはスズメバチが逃げた方へと走り出した。 ***** じりじりと。 心底楽しそうな、場違いな微笑みを浮かべながらナギに近付くスズメバチ。 「――――!」 ナギは来るな、と全身で意思表示をする。だが当然効果は無い。 そんなナギを眺めながら、何かを確かめるかのように彼女の体をゆっくりと撫で回すスズメバチ。 得体の知れない感覚に、ナギは体を震わせる。 胸から腹、下腹部、その下へと左手が下りていき―― ぶすり、と二の腕に針が突き刺さった。 「――――――!?」 虚を突く痛みに目を見開き暴れようとするナギ。 だがスズメバチは下ろした左手でナギの脚を、針を持つ右手で腕を固定し、抵抗を許さない。 耳元に寄せられる形のいい唇。 「うふ。いい反応だわ、小さな姉様。退屈しなくて済みそう……。 でも、気を付けて。期待外れだったら、すぐに、壊してしまうかもしれないわ」 その恐ろしい内容からは想像もつかないほど甘い声で囁く。 蜜を塗りたくった悪意に触れ、凍りつくナギ。 その様子が可笑しかったのか、スズメバチはクスクスと哂う。 「そんなに心配しないで、姉様。 そうだわ。私の質問にうまく答えられたら助けてあげる、というのはどうかしら?」 スズメバチはそんなナギに残酷な希望を投げかける。 嘘だ、とナギの理性は叫ぶが、そこに希望がある以上縋らざるを得ない。ナギはスズメバチの気まぐれに賭けるしかないのだ。 スズメバチはナギの葛藤を見下ろし、軽い愉悦を浮かべながら口を開く。 「ん……そうね、まずは」 突然、ナギの薄い右胸に無造作に針を突き立てる。 「――――――――――!!!!!」 堪らず激痛に身をよじる。 「あの変な空間。 あそこで神だの何だのとほざいてたクソガキとピエロは何者かしら? 姉様は知っていて?」 必死に首を振るナギ。しかしスズメバチは刺さった針をぐりぐりと弄繰り回しながらさらに問う。 「本当? 嘘だったら……」 ナギは先程よりもさらに大きく首を振る。 スズメバチもどうやら本当だと判断したのか、針を右胸から引き抜いた。 一息ついたのも束の間、次の瞬間、針は左胸に突き刺さる。 「――――!!? ――――――!!!?」 「じゃあ次は……ここがどこだか分かるかしら?」 やはり必死で否定するナギ。零れた涙が頬を伝い落ちる。助けてくれ、と全身で懇願する。 しかしその態度はスズメバチの嗜虐心を煽るのみ…………。 スズメバチはその後も質問を行いながらナギを嬲る。 いや、正確には嬲るついでに質問をする、と表現すべきだ。 有益な情報が得られるなどとは彼女は元より期待していない。 数十分後にはナギの体のいたるところに小さな穴が穿たれ、白い肢体が血で赤く染まっていた。 ナギの前には上気したスズメバチが立ち、次に刺す位置を見定めている。 「他の方の情報も持ってないのは少し残念…………あら?」 呟くスズメバチの目の前で、ナギの足元に水溜りが広がっていく。あまりの恐怖と苦痛に失禁したようだ。 スズメバチは眉根を寄せ、溜息を吐く。 「姉様、粗相はいけないわ」 優しく諭すように言いながらナギの頬を張った。唇が裂け、血が流れ出す。 しかしナギの反応は薄い。もはや涙は涸れ、虚ろな瞳が宙を揺らいでいた。 それを見たスズメバチは乱暴に胸に針を突き刺す。 しかし刺した瞬間にビクリと体を震わせただけで、目立った反応がない。 「……もう壊れちゃったのかしら? それじゃつまらないわ」 そう呟くと、抱きつくような格好でナギの背後に腕を回す。 そして拘束されていた右手を取り、薬指の爪の根元まで一気に針を捻り込んだ。 「――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 今までの痛みとは比べ物にならない激痛がナギの全身を貫く。 手放しかけていた意識が強引に引き戻される。本能のままに暴れて苦痛から逃れようとするが、スズメバチはそれも許さない。 顔を歪め、大粒の涙を零すナギの姿に満足したのか、スズメバチはやがて針を引き抜いた。 同時にナギの全身が弛緩し、さらに足元の水溜りが広がる。 それを見咎めたスズメバチは無慈悲な声で告げた。 「だめって言ったでしょう? そんなだらしのない姉様にはおしおきが必要ね」 蒼白に染まるナギの顔。 「そうね、やっぱり『ここ』がいけないわ」 その表情を楽しみながら、血に塗れて光る針をナギの股間へと持っていき―――― 「…………―――――――い」 手が止まる。微かに、しかし確かに、聞き覚えのある声が森に響いた。 「お――――い。ナギちゃ――――ん。どこだ――――――――」 サンジの声。確実にこちらへ向かっている。 困惑の色を浮かべるスズメバチ。 あの男は少なくともあと二時間はまともに動けないはず。それが、何故? 対照的にナギの目には希望の色が浮かぶ。 しかし、スズメバチはどこまでも冷徹だった。 「仕方ないわ。うふふ、ごめんなさいね? 姉様。本当はもっと遊びたいのだけど」 希望を打ち砕く言葉。 スズメバチは滑らかな動きで自らの右足を持ち上げ、スッとナギの首筋に当てた。 靴に仕込まれた針がナギの首にチクリと刺さる。 「――――――――!!!」 「今度はあちらの紳士な兄様と遊ぶことにするわ。だから、もう死んで、小さな姉様」 死刑宣告。 命乞いをする間もなくシュッと脚が奔る。 針は正確にナギの頚動脈を切り裂――――かなかった。首筋の皮が薄く裂け、少し遅れて血が滲み出す。 「――――??」 絶望と混乱のタペストリを織り成すナギの表情。 それを見てスズメバチが恍惚とした顔になる。 「うふふふふ。やっぱり素敵だわ、小さな姉様。……ここで殺すのはもったいないくらいに。 ねえ……生きたい? 姉様?」 ナギが必死で頷くのを見たスズメバチは満足した表情になる。 「それなら……姉様の力で私と姉様を見えなくして頂戴。 あの紳士な兄様がどこかへ行くまで……ね。そうすればまだ姉様と遊んであげられるわ。 もし見つかったら、そのときは……うふふふふ」 従ったところでいずれは殺される。 そう理解してはいても、ナギはその要求に逆らう気力を既に失っていた。 「お――――い。クソ、何処に…………ン?」 サンジが木々の隙間からスズメバチを発見したのはこのときだった。 ***** 「いやがった!」 遠目から見ても間違いない。あの女だ。 相手もこちらを確認したらしく、木の向こうに隠れる。 「逃がすかァ!!」 自慢の脚力で一気に距離を詰めるサンジ。 スズメバチがいかに素早かろうとも、もはや逃げられる間合いではない。そう確信する。 しかし―― 「オイ……どうなってんだ? コイツは」 スズメバチがいるはずの場所に到着したサンジが見たもの。それは放置されたデイパックだけだった。 辺りを注意深く見渡すが、他には何も見当たらない。 「ンなバカな……さっきのは幻だったってのか?」 とにかく何か手がかりはないかと考え、デイパックに近付く。 その瞬間、確かに何も無かったはずのサンジの右側の空間からスズメバチが現れ、彼に必殺の一撃を見舞った。 「ぐァアッ!!?」 殺気を感じて反射的に身を引いたサンジだが、回避しきれず空に鮮血が舞う。 右目が無残にも切り裂かれ、地面に片膝を付く。 「――!?」 予想外だったのはナギも同様。スズメバチは自らの要求を自ら放棄したのだから。 だが元々スズメバチはサンジを逃すつもりなど無かった。 サンジと遊んだあとでじっくりナギと遊べばいい――そう考えたのだ。 「うふふ。流石兄様。今のは本気で殺す気だったのよ?」 血の滴る右目を押さえてうめくサンジ。 狂気の蜂がサンジを捕食せんと迫り来る。 ――右目が熱い。完全にやられている。 だが何故? 攻撃を受ける直前までヤツの姿は全く見えなかった。 そう考えた直後、迫るスズメバチの背後に痛めつけられたナギの姿があることに気付いた。 そして理解する。スズメバチはナギを脅し、その能力を使わせて姿を隠していたのだと。 だがそんなことはサンジにとって些細な問題に過ぎない。 「オイ……、ナギちゃんに…………」 ナギの無残な姿。それに比べれば、右目を失った事実さえ瑣末な出来事だ。 全身に怒りを漲らせ、サンジが叫ぶ。 「何してんだコラアァァ!!!!!!」 ドゴォ、と人間が発したとは思えない踏み切り音を残してサンジが突っ込む。 「“羊肉ショット”!!!!」 その勢いを利用した強烈な蹴り技。狙いは体の中心。回避は不可能。 だが、 すりっぷ 奇妙な音と共に、蹴りはスズメバチの体の表面で軌道を変える。 次の瞬間、バランスを崩したサンジの顔面に膝がめり込んだ。 カウンターをモロに受け、無様に地をなめる。 「グッ……。クソ……」 衝撃で折れた歯を吐き出し、立ち上がる。 闘志の炎は全く衰えていない。 「やっぱり素敵よ、兄様。ゾクゾクしちゃう……」 そんなサンジを見て、スズメバチは恍惚として口元を吊り上げる。 スカートの端を摘まみ、 「うふ、うふふふふ。さあ、遊びましょう、紳士な兄様!」 嗜虐的な笑みを浮かべたまま、スズメバチはサンジに踊りかかった。 優雅とすら感じる身のこなしで次々と刺すような足技を繰り出す。 「クッ……クソッタレ……!!」 片目を失い、遠近感を喪失したサンジだが、スズメバチの舞うような連撃をギリギリでかわし続ける。 合間にがむしゃらな蹴りを何度か放つが、全て軽々と回避された。 「本当に素敵……でも、そんなに熱くなってはいけないわ。 今の兄様はスキだらけ。例えば」 そう言いながら、再び腹部にサンジの蹴りを受けるスズメバチ。しかし結果は初撃の再現に過ぎず、勢いに流されたサンジのバランスが崩れた。 直後凄まじいバネで左前方、サンジの死角となる空間へとスズメバチは跳ぶ。 「これなら、どうっ!?」 そのまま空中から神速の蹴りを繰り出す。サンジにとっては不可視の攻撃。無防備な頭蓋に足が吸い込まれ―― ガギン しかし砕けはしなかった。サンジはスズメバチの攻撃を完全に読み切り左足の靴底で受け止めていた。 驚愕の表情を浮かべるスズメバチ。 「……ハ、ご忠告クソ痛み入るぜ。だが」 バチン 「クソくらえ」 一瞬の硬直を経て、驚愕を顔に貼り付かせたまま蜂は地に落ちる。 「…………フゥー。危なかったぜ。まァいくらすばしっこいっつっても、狙いがミエミエならどうにかなるってモンだ」 サンジの手にはいつの間にか黒光りする機械が握られていた。 「スタンガン、だったか? こんなもんに頼るのは気に入らねえが……確かに役には立ったな」 付属の説明書には相手に電気を流して一時的に行動不能にする、と書いてあった。 説明の最後に熊さえイチコロ、とも書いてあったのが気になったが、贅沢を言っている場合ではない。 初めは組み伏せてから使うつもりだったのだが、奇襲により右目を失った時点でそれは不可能だとサンジは悟った。 ならば、どうするか? 激怒したことは事実だが、それで我を忘れる程サンジは愚かではない。 怒りに任せた無謀にも見える攻撃はサンジの作戦の成功率を上げるための布石だった。 サンジとスズメバチの戦闘スタイルはよく似ている。そのためお互い相手の技を精度良く見切ることが出来た。 そして鋭さに特化したスズメバチの一撃には、サンジを撲殺するほどの破壊力は無い。 つまりスズメバチの「必殺の一撃」は必ず急所を狙ってくることが容易に予測できる。 そこでまず、「スベスベの実の能力者に蹴りなど無意味」ということすら忘れる程頭に血が上っていると思わせて油断を誘った。 そして怒りにまかせた攻撃でバランスを崩したかのように装い、スズメバチを自らの死角へと誘導。 そうすることで攻撃パターンを限定し、そこを狙い撃ったというわけだ。 「っと、やべえ、ナギちゃん!」 決着を確認したサンジはスズメバチを放り出してナギの下へと駆けつけた。 急いでナギを拘束するタオルを解き、呼吸を確認する。 「………………フゥ……」 血に塗れ、酷く痛めつけられてはいるが、ナギは息をしていた。 それを確認してサンジはひとまず安堵する。 ショックのためか意識を失っているナギに自分の上着をかけると、サンジは改めて周りを見回した。 「しかし参ったぜ……どうしたモンかねコイツは」 いくら外道とはいえ、無抵抗の女性にトドメを刺せるサンジではない。 彼の骨の髄まで染み込んだ騎士道精神はそれを許さない。効果がないと分かっている攻撃すら本来は行いたくなかったのだ。 だがこの危険人物を放っておけば、後の憂いとなるだろう。 何かで縛っておこうかとも考えたが、その程度ではスベスベの実の能力者を拘束することは出来ない。 それに、即座に命に関わりそうな外傷は見当たらないとはいえ、ナギが危険な状態にあることも確か。 「クソ……、どうする?」 考えるまでもない。何がともあれナギの命を救うのが先決だ。 スズメバチの操る毒を受けていた場合、一刻も早く解毒する必要がある。 サンジはスズメバチを放置することに決めた。 ただし去り際にスズメバチのデイパックからコンパスを奪っておく。 これでしばらくは時間が稼げるだろう。 「チョッパーもいねェし、仕方ねえ、あの温泉まで戻るか」 温泉の効力は身をもって証明済みだ。自分の右目も治療したいが、ひとまず後回しとする。 「よし……、ちょっと我慢していてくれよ、ナギちゃん」 ナギの華奢な体を抱え上げると、サンジは元来た道を逆走し始めた。 【G-6/森/1日目 早朝】 【スズメバチ@魔王 JUVENILE REMIX】 [状態]:疲労(大)、実の力で美しくなっている、下半身生乾き、気絶中 [服装]:ゴスロリドレス [装備]:縫い針を仕込んだ靴(毒なし) [道具]:支給品一式(コンパス以外) [思考] 基本:皆殺し。帰って仕事を続け、優しい兄様と遊んであげる。 0:………… [備考] ※ スカートはギリギリで見えません、履いてるか履いてないかは…ご想像に(ry ※ 針は現地調達です。毒は浴槽に入ったことで洗い落とされてしまいました。 ※ 気絶は数十分程度で自然回復します。 【G-7西部/森/1日目 早朝】 【三千院ナギ@ハヤテのごとく!】 [状態]:疲労(極大)、全身(特に胸周辺)に多数の刺傷、気絶中 [服装]:全裸(サンジの上着がかけられている) [装備]:なし [道具]:なし [思考] 基本:ハヤテ達やサンジと協力して脱出 0:ハヤテ…… [備考] ※ サンジからワンピース世界についてかなり詳しく聞きました。 ※ 拷問の影響で精神が非常に不安定になっています。 ※ スズメバチに対して激しい恐怖を抱いています。 ※ 放置しておいても命に関わる傷は受けていません。 【サンジ@ONE PIECE】 [状態]:疲労(中)、右目損壊、生乾き [服装]: [装備]:なし [道具]:支給品一式×2(コンパスは3つ)、ノートパソコン@現実 旅館のパンフレット 特製スタンガン@スパイラル 〜推理の絆〜、不明支給品0〜1 [思考] 基本:仲間や女性を守り、脱出する 0:ナギちゃん、待ってろ…… 1:温泉に戻ってナギを回復させる。 2:ナギを守りながら、一緒にお互いの仲間探し。 3:できれば右目を手当てしたい。 4:どうしてスケスケの実やスベスベの実があったんだ…? [備考] ※ ナギからパラレルワールド仮説を聞きました。半信半疑です。 ※ 「ハヤテのごとく」関係の情報を得ました。 参加者ではハヤテ、咲夜、伊澄について詳しく聞いています。 【特製スタンガン】 ひよの特製の違法改造されたスタンガン。最大電圧100万ボルト。 時系列順で読む Back たった一度与えられた命はチャンスだから Next セイギニッキ 投下順で読む Back たった一度与えられた命はチャンスだから Next 腹黒い奴程 笑顔がキレイ 047 ROMANCE DOWN -冒険の…?- サンジ 074 Paradise Lost 047 ROMANCE DOWN -冒険の…?- 三千院ナギ 074 Paradise Lost 047 ROMANCE DOWN -冒険の…?- スズメバチ 107 Eingeweide Schwert Gelegenheit (前編)
https://w.atwiki.jp/ddr_dp/pages/646.html
Bloody Tears(IIDX EDITION)(踊) 曲名 アーティスト フォルダ 難易度 BPM NOTES/FA(SA) その他 Bloody Tears(IIDX EDITION) DJ YOSHITAKA SN2 踊7 170 177 / 24 STREAM VOLTAGE AIR FREEZE CHAOS 40 27 36 28 1 楽譜面(5) / 踊譜面(7) / 激譜面(11) / 鬼譜面(-) 属性 渡り、停止、局所難 譜面 http //eba502.web.fc2.com/fumen/ddr/sn2/bloody_t_8t.html 譜面動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm21076072 http //www.nicovideo.jp/watch/sm21076072 (x2.0,NOTE) プレイ動画 https //www.youtube.com/watch?v=EhtnxW0RcRA (x2.0, NOTE, 1 56~) 解説 BPM推移 170-(停止)-170 8分は3連までしかなく、7回しかでてこないが結構たいへんな渡り。それ以外はひたすら4分。 -- 名無しさん (2012-06-21 19 15 54) 2回あるサビは同時2分FAから8分3連渡りの繰り返しで、同時始動なので渡りの入り足が難しい難所。それ以外は4分しかないので、局所難傾向が強い譜面 -- 名無しさん (2014-03-02 22 15 56) 名前 コメント コメント(私的なことや感想はこちら) 4分はパターン化されていて踏みやすい初心者向け、逆にサビはフルコンだけでも足7の範疇を超えてる -- 名無しさん (2022-03-04 23 10 06) 名前 コメント PV http //www.nicovideo.jp/watch/sm17720691 http //www.nicovideo.jp/watch/sm17720691
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/15625.html
【登録タグ C 初音ミク 定額P 曲】 作詞:定額P 作曲:定額P 唄:初音ミク 曲紹介 歌詞 (動画より転載) 立ち止まる事を 知らない雲 わたしはそれを ただ追いかけた いくら望んでも もう届かない いつまでも 走り続けて あなたの目に映る わたしを抱きしめて 零れ落ちる涙は あなたを想うから それは色褪せない Crystalのような 二人で過ごした日々は 消える事は ないから 霞む視界 息が途切れた 光はきえ 震える心 それでもあなたは 振り返らずに もう届かない コメント 歌ってみたでは決して歌えないレベルの高音 -- 名無しさん (2013-12-03 18 34 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/thapkithang/pages/17.html
ヌンムリナンダ눈물이 난다 - 이상곤 涙が出る チャム ヒムドゥン イリジ ハン コルムティエソ참 힘든 일이지 한 걸음 뒤에서 本当に難しいことだよ 一歩後ろから ノルル パラボヌン コン イロッケド너를 바라보는 건 이렇게도 こんな風に君を眺めるのは ネ ヌンムル テムネ クリウム テムネ フリョジョガヌン ノルル내 눈물 때문에 그리움 때문에 흐려져가는 너를 僕の涙のせいで 恋しさのせいでぼやけていく君を チョウムグテロ テドルリルスン オムヌンジ イルムジョチャ モルゲ처음그때로 되돌릴순 없는지 이름조차 모르게 君の名前すら知らない初めての頃に戻すことはできないんだろうか チョグムマン ト イデロ パラボギマン ハルゲ조금만 더 이대로 바라보기만 할게 もう少しこのまま眺めているね チグム ナン ノバケ ポイジル アンヌンデ지금 난 너밖에 보이질 않는데 いまは君しか見ることができないけど オヌルカジマン ノルル クジョ パラマンボダ오늘까지만 너를 그저 바라만보다 今日までは君を眺めるよ ネイルン ノル イッケッタゴ タジマンダ내일은 널 잊겠다고 다짐한다 明日は君を忘れると約束するから チウリョ ヘッチマン オルルクチン チュオクトゥル ポンジョマン カル プニヤ지우려 했지만 얼룩진 추억들 번져만 갈 뿐이야 消そうとしたのにまだらになった想い出が広がっていくだけさ チョウムグテロ テドルリルスン オムヌンジ イルムジョチャ モルゲ처음그때로 되돌릴순 없는지 이름조차 모르게 君の名前すら知らない初めての頃に戻すことはできないんだろうか チョグムマン ト イデロ パラボギマンハルゲ조금만 더 이대로 바라보기만 할게 もう少しこのまま眺めているね チグム ナン ノバケ ポイジル アンヌンデ지금 난 너밖에 보이질 않는데 いまは君しか見ることができないけど オヌルカジマン ノルル クジョ パラマンボダ오늘까지만 너를 그저 바라만보다 今日までは君を眺めるよ ネイルン ノル イッケッタゴ タジマンダ내일은 널 잊겠다고 다짐한다 明日は君を忘れると約束するから キョンデョネル スヌン イスルジ アル ス オプチマン ナ トナル ス パケ견뎌낼 수는 있을지 알 수 없지만 나 떠날 수 밖에 耐え抜くことができるかわからないけど僕にできるのは離れることだけ サランヘ ノル サランヘ ハン ポンド モテットン マル사랑해 널 사랑해 한 번도 못했던 말 愛している 君を愛している 一度も言えなかった言葉 ソグロ サムキンチェ チウォヤ ハゲッチ속으로 삼킨채 지워야 하겠지 心に収めたまま消さなきゃならないんだね クロッケ ト クロッケ ノ オプシ サラガド그렇게 또 그렇게 너 없이 살아가도 そんな風に またそんな風に君なしで生きていっても オンジェナ ネ カスム アネ ノ イスルプン언제나 내 가슴 안에 너 있을뿐 いつも僕の心の中には君だけがいる
https://w.atwiki.jp/true_tears/
「true tears」Blu-ray BOX http //www.truetears.jp/bd/ ●映像特典 ┣TV未放送の新作エピローグ映像(約3分)を含む第13話特別版 ┣第13話特別版 オーディオコメンタリー ┣true tears舞台紹介映像(約20分) ┣デジタルイラストギャラリー(true tearsの版権イラストを網羅) ┣「雷轟丸とじべたの物語」ピクチャードラマ ┣第1話~第10話ダイジェスト ┗true tears PV Ver.2.0 舞台は日本海側北陸・富山県。絵本作家志望の高校生・仲上眞一郎は、 過去のトラウマによって涙を流せなく成った少女・石動乃絵と出会う…。 ○TV放映日程・NET動画配信 2008年1月5日(土)から放送開始 tvkテレビ神奈川 . 毎週土曜日 25:00~25:30 KTV関西テレビ 毎週火曜日 26:45~27:15 (02/12 26:45→26:50 02/26 26:45→27:00) CTC千葉テレビ . 毎週水曜日 25:30~26:00 TVSテレビ埼玉 毎週木曜日 26:00~26:30 THK東海テレビ 毎週木曜日 27:35~28:05 BS11日本BS放送 毎週金曜日 23:30~24:00 キッズステーション . 毎週金曜日 24:00~24:30 バンダイチャンネル:ttp //www.b-ch.com/cgi-bin/contents/ttl/det.cgi?ttl_c=1179 BIGLOBEストリーム:ttp //broadband.biglobe.ne.jp/program/index_bch.html ○関連頁 TVアニメ公式:ttp //www.truetears.jp/ Wikipedia:ttp //ja.wikipedia.org/wiki/True_tears_%28%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%29 ※本作品は、登場人物・設定・展開・全てオリジナルですので、ゲームとは異なります。 PS2ゲーム公式:ttp //lacryma.info/tt_ps2/ Windowsゲーム(原作)公式:ttp //www.lacryma.info/truetears/ ○投票関係 やきゅうけん:ttp //www.e-ohkoku.sakura.ne.jp/votec/votec.cgi
https://w.atwiki.jp/true_tears/pages/128.html
前truetearsVSプレデター2 意外にも、怯える比呂美にかけられたのは暖かい厚手のコートだった。こんなにいい生地はみたことがない。 「目標と一次接触を持ったと思われる民間人を発見。処理を問いたい」 「詳しい情報を聞きたい。慎重に保護した後、厳重に監視せよ。しかし抵抗したら射殺も許可する」 全身をプレデターの通常視野に移らないようコーティングされたスーツで包んだ兵士がマスクの下で無線通話する。 大金のかかった任務中とはいえ、成功が確定した今、全裸の美少女をうまく料理する方法はないものか思案する。 もっともそんな会話も思惑も比呂美には伝わらないし、考えも及ばない。 「さぁ、立って。もう安全だから」 「・・・あ、ありがと・・・」 グチャッ。 比呂美が安堵した顔を上げると、すぐ眼前にその男の顔があった。 より正確には、マンホールから上半身だけ出したように胴体があったのだ。下半身とは別々に。 空気が凍ったのち、一瞬で氷解する。 「ぎゃあああああああっ!!!」 完全に焼け死んだと思われたプレデターが懐から円盤上のレイザー・ディスクを飛ばし、身を縛っていた網もろとも周囲の兵隊を、 バターのようにスライスした。屈んでいた比呂美はまさに幸運の一言。 「撃て撃てぇ!」 地面にトランポリンでも仕込んだようにプレデターが跳ね起きると、一番近くにいた兵士にダンプカーのように体当たりをかけ折り曲げる。 あっけにとられた左右の兵士に両腕から生えたリスト・ブレイドをぶち込むと、まだ息のある彼らを前後に掲げる。 「構わん!攻撃しろぉ!」 100キロはある兵士の楯が味方の放火で雑巾のようになる間にはプレデターが覚醒していた。 ブレイドを収納すると肉片をボールのようにブン投げて、運悪くブチ当たった兵士の肋骨をグチャグチャにする。 「ヴオオオオオンンンッッッ!!!」 プラズマキャノンを照準もあわせず前後左右に降り注いだ。武装チームが結集していたのが不幸、 そこいら中で灼熱の花火があがり、鉄は溶け、人が弾ける。車両は次々に爆発してアスファルトは剥がれる。 ガガガガガガガガガガ! プレデターに戦車も貫く鉄鋼弾が雨のように降り注ぐ。当然その傍にいる味方にも。 黄緑の体液が全身を染めるが、大木のような巨体からは想像もつかない俊敏さで兵士を積み木のように薙ぎ倒し、 縮めていたスピアを解放すると団子のように人体を貫いては、あたりに撒き散らし死体の山を築いていく。 「グゥオゥオアアアアッ・・・!」 一瞬で混戦と化し、ミキサーの中のように肉と銃弾、液体と炎、悲鳴と金属音がぶつかり合って弾き飛ぶ。 その中心にいる刃は宇宙の狩人だ。しかし重症を負った肉体の疲労は蓄積され、地上と空からの包囲網を突破できずにいた。 一方、比呂美は戦場が奏でる轟音のハンマーで鼓膜が割れそうになりながらも、火の海、血の海、死体の山の戦場を トカゲのように這いずり回っていた。全身は擦り傷と火傷でボロボロだが、手足が?がれても今は気付かなかっただろう。 燃え、砕け、ドロドロに溶けた屍に怖がる暇もない。とにかく安全な場所を探していると、レイプ集団の乗ってきたバンが目に留まった。 (あれだ!) 死体と瓦礫の丘を超えるのに四苦八苦していると、最後に闘った男が使っていた金属バットが手の届くところにあったので、 それを使って邪魔な肉塊や鉄くずを壊して進んでいく。 (車を運転できる?大砲で吹き飛ばされるかも?そもそも壊れてない?) 不安に限りはないが、といって選択肢があるわけもなく、 たかだか10数メートルを万里の長城でも渡った気持ちで(行ったことはないが)ようやくバンまで辿りついた。 頭上を銃弾が行き来しているのに、立ち上がるのはギロチンの振り子の間から首を出す心境だったが、 思い切ってジャンプするように運転席に飛び込んだ。ドアを開けたまま車から降りたレイプ犯に比呂美は心中で礼をいった。 ギアを直し、キーを回してエンジンを始動させる。ホラー映画だと直ぐにはかからないものだが、幸い心配はなかった。 運転席からこっそりと覗くように周囲を伺い、アクセルに足をかける。 (おねがい・・・うまくいって!) ギュッウゥゥ!!! 当然比呂美は世界中から押し潰されたような圧力を感じた!脳に血液が回らず、肺に酸素が届かない。 目を一杯に見開いてあちこち泳がせると、バックミラーが事態を教えてくれた。 助手席に置いた筈の金属バットが自分の首に添えられ、それを座席の後ろから伸びた太い腕が両端から後ろにひぱって、 全力で比呂美を絞殺しようとしていたのだ。 「ひひひひひひひひいひひい」 レイプ集団の中で唯一比呂美と直接肌を合わせ、睾丸を潰されて失神していた男だった。 病院で治療を受けるべき損傷を負った筈だが、周囲の喧騒に半分起こされた形で、運転席にいた比呂美を見つけ、 狂乱したままに襲い掛かってきた。まともな思考だったら、一旦水に流して共に逃走を図っただろうがそんな希望はなかった。 「がっ・・・はっ・・・こっかっ、・・・っっ!」 比呂美の手が虚空を引っかき、下半身が浮きあってフロントガラスをがむしゃらに蹴り上げる。 座席を挟んだ後方から締め上げられては、百年経っても手は届かない。 ガチャンッ 眞一郎の母が受話器を置く。比呂美を使い先に出した顧客から、彼女の対応を褒める電話を受けたのだ。 途中で急に切れてしまったが、何か急ぎの用事でも入ったのだろう。かけ直す気もない。 しかし連絡どおりなら比呂美はもうとっくに戻っていい時間である。 (馬鹿な子・・・。車で送ってもらえばいいのに) そしたらそうで何かしら野次るのだが、そんな省みる真似はしない。 まさか眞一郎と逢引でもと勘繰ったが、息子は部屋でウンウンと唸って何か励んでいるらしい。思春期はいろいろだ。 「全く・・・世話のかかる・・・」 自分では気付かぬほど焦りながら上着を羽織ると、こっそりと戸口を開け、車を出す。 夫は酒蔵で熱心に作業中で気付く気配もない。言っておくべきだと思ったが、 (どうせ私を困らせようとしてるのよ) 刻限を破るような子ではないと分かっているが、不審が先立って正常な判断を妨げていた。 「あ、ちょっとあなた。少し付き合ってくれない?」 仕事の上がった酒蔵の少年の坊主頭が目についたので声をかける。男手ならこの程度で十分だろう。 「え、あの、ダメですよご主人の前でそんな」 「バカね、いいから乗りなさい」 「不味いな・・・。あと3分で片付けろ。でなきゃ撤退だ、人生からもな」 プレデターの射程範囲外から状況を観測しているユタニ実働部隊の指揮官は毒づいた。 既に物質的にも人的にも被害は数百億を下らない損害を出している。 無論目標さえ捕らえてしまえば、その損失は帳消しにして余りある、生涯使い切れない報酬が約束されるが、 さもなきゃクビでは到底済まない。この世の地獄で朽ちて果てようというものだ。 行くも地獄、戻るも地獄。潜った先にある極楽には未だ届かない。 「化け物が・・・っ何故死なん?」 付近一帯にジャミングと停電、交通規制、周到な情報操作をかけて人手を払っているが時期限界になる。 だが宇宙ハンターをここまで追い詰めたのは初めてだ。この機を逃せば余命までにまたチャンスが来るとは思えない。 一方で、追い詰められた獣が大規模な原子爆発を起こすというのは重要な注意事項だった。 まぁこのまま逃げられるくらいならいっそ全て灰になってもらうほうが、事後処理もせずにいいというものだ。 もちろん自分たちは安全圏まで離脱した後だが。 「近隣の住民は災難だな」 あとコンマ数秒で比呂美の脳が走馬灯に入ろうというとき,それでも脱出方法を探ることを諦めなかった。 兵隊から貰った高級コートのポケットを無我夢中で漁り、広げ、かき回して‘それ‘を掴む。 グチュッ 「ずぅうっ!」 プレデターから贈られたライフルの弾丸を見つけると、 バットを握り締めた男の手甲に先端を添えて、その上から手を重ねて握り締め突き刺したのだ。 が、相手もアドレナリンが分泌されてるせいで、苦痛をものともせずに締め上げる。 「ふっ!」 しかし、それで十分。意思とは関係なく、力が弱まった隙に体を前に倒し、僅かに椅子に沈み込む。 強靭な圧迫から逃れるには至らないが、指先がやっと座席の傾斜レバーに届き前後構わず引っ張った。 ガクンッ 急に椅子が倒れたので相手も力のまま後方にのけぞって尻餅をつく。が、それでも男は比呂美の顎にかけたバットを外さない。 その勢いで比呂美は舌を噛みそうになったが、なんとか奥歯をかみ締めて踏みとどまる。 そして相手が上から覆いかぶさって体重をかけようとするより速く、指先を刀のようにピンと伸ばして、 男の手首の付け根の骨を斬るようにして、叩いた。 「っぐ!?」 衝撃で腕から力が抜けバットから指が離れる。その期を逃さず、比呂美は首の下から肘を入れてバットを掴むと一気に奪った。 そして寝転がった状態のままバットを縦に握りなおすと、顔面に拳が落とされるより速く、傘をさすようにバットを真上、 重力からすると横に向かって突き伸ばし、男の鼻と前歯を砕いたまま吹き飛ばす。 「ぷっぶぅっっ!!」 寝転んだ状態の戦闘なら既に経験済みだ。鼻血と唾液が降り注ぐのをかわしひっくり返って膝立ちになると、 男が反撃に出した左フックを薙刀のようにバットで防いで、その柄で顎を抉る。 「ごぁっ!」 続く反撃も矢継ぎ早に防いではその度に金属バットをバトンのように回して、男の急所を次々と痛めつけていった。 狭い車内における戦闘も経験済みであり、比呂美は高度な身体操作で体力差を圧倒していた。 「ごっ、ひゃあっ、げぇ・・・、も、もうゆる、許してぇ、ひいい」 いくら殴りかかろうと比呂美に指一本触れられず、全身を釘で刺されたような激痛で覆われ、 醜い痣で膨れるに至って男は降参する。親に叱られた少年のように丸まって命乞いするがもちろん比呂美は容赦しない。 「げっっっ!!!」 もはや比呂美は因縁などどーだって良くなっていたが、生かしといて+になるとも思えないので、 丸まった背中から突き出た背骨に向かってバットを振り下ろすと、胸椎が肉から見えるほど殴りつけ、 失禁した男を不法投棄でもするように車から蹴落とした。殺す気も起きない。 「ふぅ・・・」 チュンッ 前を向いて一息ついたとき、ビニールが破れるような音がした。 お腹の辺りが急速に温かくなってきたので、咄嗟に手を添えてそこに目を向けると黒いのか赤いのか分からない水が滴っている。 ふと伝説的刑事ドラマの伝説的俳優の伝説的殉職シーンがよぎる。 よもやこの死地に至ってさえ、自分はこの事態を想定していなかった。いや、受け入れていなかったのだ。 「う・・・うぅ、う~~っ」 現実に、耐え難い事実に対して比呂美は張り裂けるような怒りと悲しみを抑えきれず唸った。 唇を噛み切らんばかりに閉め、ただ唸るしかなかった。 どこから迷い込んだのか知れぬ一発の弾丸が脇腹を通り抜け、比呂美の血液をトクトクと外に零していた。 「あぁ、・・・お、奥さん、オ、オレもぉ、・・・もぉ駄目です!」 腰まで捲り上げられたスカートから伸びる白い太股が蛇のように腰を絡めてリズムよく上下に揺れる。 「しっかりなさい!あんっ、そんなことで・・・うちの仕事が、んっ、・・・勤まるとぉ・・・思ってるの!」 彼女の平手が勢いよく少年の頬を叩く。そして紅く腫れ上がった頬に舌をべったり這わせ唾液を塗りたくる。 「だ、だってぇ、・・・もう3回も・・・、あぅっ、枯れちゃいますよぉ」 上着から飛び出した白桃のような乳房の片方をを少年の顔で押し潰すと、その薄黒い先端を舐めるように誘導する。 「そうよ・・・もっと強く吸って、・・・はぁあ・・・千切れるように」 彼女の胎内が若い肉棹にきつく吸い付き、掃除機のようにグイグイと引き込むと、 たまらず少年の手が女性の背中を引っ掻きまわし、暴れるように腰を引いて、喰いつかれるのから逃れようともがく。 「もっと・・・もっと耐えなさいっ!・・・あぁんっ!」 結合部からは肉が擦れ合うが音がパンパンと響き、愛液と精液が交じった水溜りが溢れてグッチョリと太股を汚す。 比呂美を探しに夜の闇に出た眞一郎の母と酒蔵の少年だったが、途中で急な交通規制に遭い、 しばらく揉めたものの、ガードマンが軍人のように筋骨逞しい大男だったこともあってやむなく引き返したのだ。 伺う限りでは比呂美は通らなかったようだし、この人の多さなら何か事件があったということもないだろう。 天候の影響か携帯もカーナビも通じず、付近が都合よく停電だったこともあって、 暗い路肩に停車するとたちまち狭い車内での淫らな交合、はやくいえばカーセックスへなだれ込んだ。 今夜が初めてではない。というより少年は予期していたし、女も暗に期待していた。 「全く・・・んんぅっ、つくづく・・・あっ・・・使えない子ねぇ!眞ちゃんなら・・・きっと・・・あんっ!」 劣勢だった少年が突如、女性の柔らかい尻に指を食い込ませ、ムニムニとこね回しながら、 ロデオのように腰を振り上げ、子宮を突き上げる。技と力の合わさったダイナミックなテクニックだ。 (オレが!オレがあんなフラフラしたフリーター予備軍の七光りエロゲー小僧に負けるかよ!) 決して口には出せぬ叫びを熱き男根に込めて、猥らな口に叩きつける。 「なに?眞ちゃんと・・・あっ、比べられて・・・っ、悔しいの?ほんとに子どんんっっ!」 それ以上は許さぬと唇を重ねて繋ぎとめる。捩る首を押さえつけ、喉奥まで舌を入れると、 唾液をたっぷり流し込んで、吐き出そうと伸びた舌を軽く噛んで飲み込み、ディープキスを強制する。 (覚悟もなく!道理もなく!己の欲望のままに親の金を使い、女の優しさに溺れる! それが仲上眞一郎の限界!だからこそ、奥さんはオレのものだあああぁぁぁ!!!) 最初に眞一郎の母親から関係を強要されたのは彼が中学に上がる少し前だ。 はじめは性への興味と熟れた美貌の魅力から、やがて事の重大さが分かっても、 奉公先という上下関係に逆らえぬままに、また過ちを重ねた。 しかし、そうして毎日影に隠れ肌を重ねてくうち、彼女の瞳が自分を通して何かを見つめていることに気付く。 ひとつの事実に気付けば、あとは糸を手繰るようにして簡単に真実が浮き上がってきた。 いたいけな少年への肉欲など及ばぬ罪、禁じられた恋心がそこにはあった。 彼女が息子を見つめるときの哀しく、しかし艶かしく濡れた瞳をみたとき、 その情欲が決して適わぬこと、それを年近い自分に重ねていることに気付いたのだ。 そうして初めて彼女を上司でも、母でも、女でもなく、一個の恋に身を焦がす可憐な少女として遠くから見たとき、 感情的で過保護なだけの小うるさいセックスだけの付き合いだった女性の別の側面が見えてきた。 不器用になってしまう優しさ、意固地なばかりのプライド、裏目に出てしまう気遣いの数々がどれも溶けるように可愛いかった。 髪を上げるときの薬指、振り返ったときの首筋、困ったときの眉根に胸が歌うように高鳴った。 ほぼ同時に自分とは別モノとして意識もしなかった坊ちゃん、眞一郎に腹が煮えてきた。 愚鈍にして勘違い、優柔不断で視野狭窄、周囲の愛情に気付かずひたすら恩人を翻弄し、不幸に染める呆れた軟弱。 彼が幾人かの少女からの好意に懊悩していることはなんとなしに知ってはいたが、 少年から言わせれば全て眞一郎の不甲斐がなせる惨状、無能極まる小人の、それすら認められぬ大罪だ。 母の想いに気付けなどという無茶はいわんが、どうせ結果は決まっているのに、矮小な精神をひたすら守らんがために、 自他共に言い訳を重ね、いたいけな少女たちの魂を混迷させ、浪費するなど男子の風上にもおけぬ。 「あんっ・・・!今日は・・・くっ・・・激しいわっ!ねぇ、んっ、んんっっ、んああああああぁぁぁぁ!!!」 少年は女性の胎内に秘めたる滾る愛情と憎しみを解き放った。 「救護班ーっ!救護班ーっ!」 「いでぇえええええ!だずげでぐれええ!」 「ここだぁぁぁ!だれかぁぁぁぁぁ!!!」 硝煙と銃弾の立ち込める闇の中で絶え間なく悲鳴が続き、禍々しい合唱を奏でていた。 皮膚は爛れ、肉は裂け、骨が露出してなお、死ぬこともできず苦痛に苛まれる兵士たち。 かれらの助けを請う呻きを無視して、新たな兵力が突入してくる。 「どこだぁあああ!!このクソッタぐあっ!?」 サクッ 空間を切り裂いたように、なにもない場所からスピアが現れると、怒声を撒き散らす兵士の両眼を削った。 「うわぁああああ!ちくしょおおおお!!!」 光を奪ったプレデターは錯乱した男を味方に向け突進させると、再び瓦礫の隙間に沈む。 シュバァッ 遠くから狙撃の体勢を図っていたスナイパーの胸をプラズマキャノンで風通しよくする。 シュカァッ 空けた場所で待ち伏せていた集団の真ん中にレイザーディスクを送り、背を低くしてやる。 グチャッ 地面に転がる負傷兵を泥のように踏み潰す。 「ぎゃあぁぁああああ!!!」 幅の広い道路にユタニの装甲車両が幾重にもバリケードを築き、整然とした包囲網を敷き詰めてもなお、 プレデターは的確に狩りを進めていた。 高所や遠距離からの攻撃には灼熱のビーム、中距離には鋭利な円盤、傍にくるものは槍で叩き、両椀の剣で刻んでやる。 恐れをなして逃げた者の先には透明なワイヤーと破片を切り出したギロチンの罠が待っている。 激しく炎を絡め、鉄を振り、冷静に血を抜き、肉を分けていく作業はさながら名シェフの調理場のようだ。 大切なのはそこそこに殺すことだ。そこそこに。 半死の兵隊の終わらない悲鳴と傷跡は、これから来るものたちの心に恐怖を撒き散らす。 心理効果だけでなく、泣き声は忍び寄る足音を隠し、腐臭は強い体臭を打ち消す。 地に転がる負傷者そのものも巨体を誇るプレデターにとってはぬかるみ程度だが、 人間には足を滑らせ、車両を躓かせ、行く手を遮る沼となる。 プレデターは逃げ回るように見せて、破壊された車両と人間を捏ね混ぜて壁を建て、深い迷路を作っていた。 迷い込んだ者の光と音を遮り、動きを封じ、痛みを引き伸ばす堅牢で邪悪な要塞だ。 ユタニの特殊兵士たちも紛れないエキスパート、勝ち抜いてきた一流だったが、人間相手の殺し屋である彼らと、 生まれながらの捕食獣、狩人、戦士であるプレデターとでは生物としての格が違う。 脅威の運動能力と人間心理まで計算した巧みな攻防に、兵士たちは翻弄されるしかなかった。 だがそれでも、プレデターの不利は変わらない。 戦闘が続けば体力は消耗し、武器も疲弊し、長引くほどにより蓄積される。 続々と新しい兵力が投入されるなかでは、傷を癒す暇もない。 次第に足腰は衰え、砲の出力は弱まり、刃は零れていく。 「グウオオオオオオオオオオオオッッ!!」 それでも生ある限りは生を奪わんと大気の震えるような咆哮で己を鼓舞し、敵を戦慄させる。 未だ死んではいないのだ。自分も、そして彼女も。 ドンドンドンドンッ! 「比呂美ー!比呂美ー!」 石動と書かれた戸を何度も叩き、声も枯れんばかりに叫ぶ。 母が車を出した音に気付いたことがきっかけで、家のどこにも彼女がいないこと、 どれほど待てども彼女が戻らないことに焦った眞一郎は、自転車ひとつで飛び出したのだ。 「・・・今何時だと思ってる」 髪もパジャマも顔もクチャクチャにして、不快感を隠そうともしない石動純が戸を開ける。 誰が来たかは分かっている。こんな近所迷惑甚だしい無礼者は妹を除けば一人しかいない。 「あの女はいない」 「比呂美が来てるんだろ!?どこにいるんだ!」 仲上眞一郎はそんな態度も気付かず、食いつかんばかりに詰め寄って、家のなかに入ってくる。 自転車を玄関に横倒しにし、寝巻きの上からジャケットだけ羽織って、息も絶え絶えで駆けてきたのが伺える。 「出て行け」 額を歪ませて吐き捨てると、感情そのままに眞一郎を押し出して戸を閉める。 「ま、待ってくれ!随分前に出たきり帰ってこないんだ。何か、何か知らないのか?なぁ!」 構わず戸に張り付きながら眞一郎は問う。二度と見失うわけにはいかないのだ。 「・・・こっちは本当に忙しいんだがな、おまえらのおかげで」 これ以上騒がれるならと、ウンザリした表情で純は眞一郎を家に入れる。 ただでさえ肩身の狭い家庭なのだ。夜の夜中に女がらみで大騒ぎなど、近所の恰好の噂だ。 万が一にも学校や世間の心証を損ねないためにも、品行方正な生活が望まれるというのに、 どうしてこう恥知らずな輩ばかり絡んでくるのか。 「乃絵が寝てるから静かにな。それとも・・・本当は夜這いに来たか?俺はその辺を一回りしてくっ!」 玄関口で純が零した悪意の冗談に眞一郎が掴みかかる。 「こっちは本気なんだ!母さんも探しにいったきり戻らないし・・・ぐぁっ?」 純が襟首を掴んでいた眞一郎の手首を捻り上げると、不自然な方向に間接を曲げ押さえつける。 「なんでここに来てるんて考えたんだ?こっちはあのトラブルメーカーのせいで・・・関わりたくもない」 痛みにたまらず眞一郎は膝をつきながらも訴える。 「け、携帯も通じないし・・・、あちこち急に道路封鎖してて、きっと何か・・・トラブルにっ!」 純は憮然としたまま、体を後ろに折り曲げて耐える眞一郎を突き飛ばして解放する。 「どこかで股でも開いてるんだろう。あれは好きモノだからなぁ兄さん?」 胸をつららで刺されたように眞一郎の顔が青ざめる。 「まだ寝てないのか?じゃあ初めてっていうのは・・・本当だったんだな、くくっ」 「おまえぇ!」 怒りで心臓を焼かれた眞一郎が飛び掛る。が、合わせて跳んできた純のつま先が腹にカウンターで突き刺さった。 「ゲェフッ!ぐぅああ!」 夕食の中身を廊下に戻しながら眞一郎がバタバタとのた打ち回る。その頭を踏みつけながら純が嗤う。 「きったないなぁ・・・ほら、ちゃんと綺麗にしてくれよ?坊・っ・ち・ゃ・ん☆」 眞一郎の頬を床にゴシゴシと擦り付けて、無理やりに吐しゃ物を拭わせていく。 「あっちから誘ったのに怒るのは筋違いだな。そういえばスポーツやってる子が締まりがいいって知ってたか?」 足を引き剥がそうと伸ばされた指を踵で踏みつけ、頭を転がすと喉をつま先の指で押さえつけて息をさせない。 「真面目な子ほどなんとやらってな。動物園の猿のようにキーキー啼いて乱れて・・・」 もがく眞一郎のこめかみをサッカーボールのように蹴り上て吹き飛ばし、狭い玄関先にすっ転がす。 「なかでもあれは格別だったけどな、並べて比べたから本当だよ」 固い靴箱の角に眞一郎の額がぶつかって割れ、ドクドクと流れた血が歌舞伎のように顔を染める。 「あーらら・・・やっちゃたか」 蹲る眞一郎を侮蔑すると、純は洗面台から水で濡らしたタオルを持ってきてその顔に落とす。 「ここにいないのは本当だ。手がかりもない。手伝う気もない。分かったら帰ってくれ」 竜巻に上げられたように眞一郎は純に投げ飛ばされると、石動邸前の道路を飛び越えて電柱に激突し、 そのまま収集日を守らないゴミ袋の山に落下した。 「ぐぇっ・・・」 生ゴミのクッションで助かったもの、背中には赤紫色の痣が何ヶ月も残るだろう。 しばらくは独特の悪臭と感触にも気付かないまま、腹なり顔なり背中なりの痛みが五体を征服していて、 考えることもままならず丸くなって呻いていた。 (こんな遅くに女がらみで押しかけるのは非常識だったか・・・) 普段の純からおよそ常軌を逸した行動は、まともな暴力に触れたことのない眞一郎に体ばかりでなくショックであった。 (親友ってこともないが、そこそこ繋がりもあったのに・・・どうやらそれも失っちまったらしい) 三代吉や愛子にもそうだが、自分の鈍感は随分ひとを傷つける。となればこれは相応の報いというべきか。 結局、手がかりどころか痛手まで負わされて痛みと後悔の海に浸っていると、頭上から涼やかな声がした。 「そんなとこで寝れるなんて意外と逞しいのね」 「おまえ・・・寝てたんじゃないのか」 石動乃絵。たった今、手酷く自分を痛めつけて追い返した美男子の妹にして、学内きっての変人。 「どこかの常識知らずさんが押しかけるまではね」 人に見られる恥ずかしさから逃れるため、眞一郎は動かすたびに悲鳴を上げる全身を無視してゴミ山から這い出る。 「ぐっ・・・わ、悪かったなぁ・・・ごほっ!」 フラフラとしつつも立ち上がるゴミまみれの少年。皮肉にも純のくれた濡れタオルで汚れた顔や手を拭っていく。 「・・・ごめんなさい」 頭痛と耳鳴りではっきりしない眞一郎にはよく要領を得られない。 「え?あ、あぁ、イツツッ!」 乃絵も別に受け答えは期待してなかったようで話題を切り替える。 「──で、眞一郎はこんな夜更けに湯浅比呂美がいなくなったから探してるのね?」 ゴクリッ 「ん?あ、ああ。母さんも探しに出たみたいだけどずっと戻らないし、携帯も通じないんだ」 「それで、ここにいると思って来たけど、ここにいなかった」 「・・・ごめんな」 「で、どこにいると思う?」 無根拠にここしかないと勝手に決め込んでいたから他に考えもしなかった。 「さぁ・・・えと、友達のとことか?きっとバスケ部の朋与のとこか、もしかして‘あいちゃん‘かも。 ひょっとしたら母さんともう会っててどこかで説教食らってるか・・・」 実際はレイプ集団と殺し合いを演じた挙句、宇宙ハンターと私設軍隊の抗争に巻き込まれて生死の境を彷徨っていた。 などと知る由もない眞一郎の話をじっと聞いていた乃絵は、少し沈黙したまま暗い夜空の向うに眼を向けた。 遠くの彼方で微かに光が瞬くが、地下の送電線の緊急修理という名目で交通封鎖をしているので誰も疑問は抱かない。 「そうね・・・多分、全部外れ。だから一番ありえない・・・ううん、あってほしくないと思うアテを探せばいい」 振り絞った答えをおざなりに否定されたうえ、不明瞭かつ不快な答えに、なんだか腹が立ってきたが、ふと雷轟丸のことが浮かぶ。 あの無鉄砲な黒い羽の最期にはどういった伏線も予報もなく、ただ結果のみが横たわっていた。 となると、この暗闇で影さえ掴めない比呂美にも同じことが起こっている、ということなのか。 ただの偶然、運のツキ。こちらがいくら注意を払っても拭えない現実の隙間に落ちてしまったのならば、どうすればいい? 「どうすればいい?」 「さぁ、私には分からない。でも眞一郎にはきっと分かる」 なんという謎かけか。自分には出来ないといってどうして俺には出来る!? 「どうして!?」 乃絵の瞳が眞一郎を捉えて、煌くように微笑む。 「あなたが彼女を探しているから。どんなに離れていても、想い続ける限り仲上眞一郎と湯浅比呂美の絆は切れないわ」 澄んだ明快な言葉で、彼女は続ける。 「きっと見つかるわ。あなたの足がそこに向かっているのだから」 不安で曇っていた胸のうちに風が吹きぬけた心地になる。 探すしかないのだ。それはきっと自分にしかできないし、ほかにできることもないのだから。 「わかった!ありがとな!」 一旦気持ちが奮い立つと、これ以上の長居は無用とばかり、自転車を立て、よろめく足を踏ん張って駆け出した。 外灯に導かれるように奔っていく眞一郎を静かな笑顔で見送った乃絵は、その背中が見えなくなるとそっと呟く。 「・・・でも、探すことを諦めたら見つからない。どんなに傍にいても絶対に・・・」 つづく truetearsVSプレデター3 ,. - 、 〈〉 毎度ようこそのお運びで厚く御礼申し上げます。 彡`壬ミ || ttパロ書きプレデターでございます。 用ノ哭ヾ二=G < 〈_〉〉=={ || 保守及び新作投下し易い空気を作るためだったのに、 {{{.《_甘.》 || 現行連載最古にして今スレ最長になってしまった「truetearsVSプレデター」。 {_} {_} || おかげで記念すべき‘20‘まで到達。今回は総集編です。 ム ム スルーしてたあなたもこれだけ読めば安心! 概要・・・truetearsにプレデターがきたら、というお話。の筈が、もはやプレデターの世界にttが来てる。 あらすじ・・・ある晩比呂美はレイプ集団に襲われる。恐怖の中覚醒した比呂美は、彼らを返り討ちにする。 彼女に敬意をもってプレデターが現れるが、それを追って大企業ユタニの私設軍も登場。 果たして比呂美とプレデターの出会いは何をもたらすのか。 各話紹介 430 ある晩、お使いに出た比呂美は大学生レイプ集団に路上拉致される。 433 一度は屈した比呂美だが、突如反撃にでる。 435 瞬く間に5人を葬り、ついに1対1に。 438 敵の男もとうとう本気になってきた。 441 一進一退の攻防が続くが、男のパワーに叩き潰される比呂美。危うし! 446 危機一髪、少女は生き残る。しかしそれもつかの間、プレデターが現れた! 457 おわり 466 やはり続く。プレデターとしばし心を通わせる比呂美。 479 メタネタ。いみはない。 485 プレデターに襲い掛かる大企業ユタニの戦術部隊。 487 富山が戦場となる。 488 逃げようとする比呂美を襲うレイプ集団の生き残り。 489 だが修羅場をぬけてきた比呂美の敵ではなかった。しかしその直後、比呂美の脇腹を銃弾が抜けていった。 496-497 カーセックスに励む丁稚とママン。 527 頑張るプレデター。 534 比呂美を探す眞一郎は4番のところに押しかけるが、からかわれて追い返される。 567-568 乃絵は眞一郎を励まし、道を示す。
https://w.atwiki.jp/2chmgo2pc2/pages/158.html
【Tears of the Sun】ウォーターズ風 A.K.ウォーターズ大尉(クリックすると大きい画像が表示されます) MGOでの再現画像(クリックすると大きい画像が表示されます) 部位 パーツ名 色 必要rwd 備考 - - - バトルドレスユニフォーム リーフ 1000 LOWER BODY リーフ 3000 STABOハーネス(ネイキッド・スネークスタイル) オリジナルカラー 5000 ブラックの可能性もあり - - - レザーグローブ(ネイキッド・スネークスタイル) (固定色) 2000 コンバットブーツ&サポーター(ネイキッド・スネークスタイル) オリジナルカラー 3000 タクティカルブーツでもよい - - - - - - 武器 M4 CUSTOM(※1) / Mk23.SOCOM 合計rwd 14000 迷彩効果区分:森林 (※1)実際はM4RIS。ドットサイトやサプレッサーでカスタムされています。 備考 A・K・ウォーターズ(A.K. Waters)。米海軍特殊部隊SEALsの所属で、階級は大尉。 アメリカ人医師リーナ・ケンドリックスを救出するべく、7人の部下と共に内戦下のナイジェリアに降り立つ。 ハゲPC推奨。 外部リンク YouTubeTears of the Sun Trailer かっけぇwww -- 名無しさん (2010-01-01 14 04 09) 屋外でのレーザーサイトやライフルライト使うのって意味あるの?? -- 名無しさん (2010-01-01 16 15 39) クリソツすぎますね -- 名無しさん (2010-01-01 16 16 10) 参考画像の一番右、ウォーターズの左隣にマクタヴィッシュ大尉が居るなw -- 名無しさん (2010-01-26 12 15 57) 原作とは違うけどこのハゲにデザートペイント付けると軍人っぽい -- 名無しさん (2010-02-14 18 56 29) ↑原作だと、夜のシーンで黒のフェイスペイント付けてましたぞよ -- パラガスでございます (2010-04-05 02 28 45) いるねWジョンソープマクタビッシュ大尉W -- 名無しさん (2010-04-05 07 00 06) これは揃えようw -- 名無しさん (2010-07-08 18 54 09) ソープ何しとるwwwww -- 名無しさん (2010-11-08 20 53 47) 迷彩DPMとリーフどっちがいいかな? -- 名無しさん (2011-01-06 00 38 24) うわっかっけ -- WAW (2011-02-18 22 58 20) STABOハーネスはオリーブドラブだろ -- 名無しさん (2011-07-30 18 07 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dogas/pages/104.html
【名前】 みんてぃあ◆mint.I.r2. 【呼び名】 みんてぃあ てぃあ 【分類】 一般住民 【出身】 BARギコっぽいONLINE(一般) 【アライメント】 90%
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/1918.html
【登録タグ B MEIKO VOCALOID ぺぺろんP 曲】 作詞:ぺぺろんP 作曲:ぺぺろんP 編曲:ぺぺろんP 唄:MEIKO 曲紹介 PROMINENT収録楽曲。 歌詞 偽りの夜明けにさえ泣く頃に 昨日に残したモノを振り返るの? 誰にも見せない涙 押し込めて 青い青い心だけ夜に消えた 探しているの? 最後のヒトカケラ どこにあるの? 心が見つからず、流れる 色褪せた悲しみのパズルピースが 音も無く形を変え散らばってゆく 本当はここに 帰りたかったの? 閉ざされた闇の中で叫んでも 明日に残したモノがわからなくて 素直な言葉はきっと忘れたから 意地っ張りなプライドを振りかざした 見つけたいの? 最初のヒトカケラ どこへ行くの? 答えは多すぎて、溢れる きっかけはほんの一瞬の煌き 眩しくて目を伏せてしまったけれど ここにあるのは青い夜だけで…… 誰かのため、なんて歌わないで 見過ごしていた日を思い出して 流れに巻かれて溺れるように 今、新たな朝を迎え 色褪せた悲しみのパズルピースが 音も無く形を変え散らばってゆく 戻りたい過去の始まりの場所へと もう一度取り戻したい心があるから 本当はここに帰りたかったの…… 青い夜へと 涙、ひとしずく コメント 凄く好きです!もっと評価されるべき -- 名無しさん (2009-06-07 14 53 04) 名前 コメント